てくてく山口の会

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原電を妨害する人は上関町に来ないで!

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22日(土)上関町で開催された「いのちの海を守れ!さようなら上関原発!10・22反原発デー県民集会」に参加しました。 時間があったので半島の先まで来てみると、噂に聞く「妨害する人は来ないで!」看板に遭遇。村岡知事が埋め立て許可を出した後、新しくされたらしいです。

この看板を立てた上関町まちづくり連絡協議会のサイトはこちらです。

上関みらい通信-上関町まちづくり連絡協議会(町連協)

上関のまちづくりのために原発を建てる、明るい未来が約束されているという、この団体のサイトや掲載されている「上関未来通信」を見ている限り、ここでは東京電力福島第一原子力発電所の事故が起こる以前のまま、時が停まっているかのようでした。

福島の浜通りの多くの人たちは、原発は安全だという東電や国からの情報を40年間信じ切っていました。絶対安全なはずの原発が事故を起こし、生活のすべてを奪われてしまってから騙されていたことに気づいたのです。

いったん事故が起これば町づくりどころではありません。町はおろか山口県全土、瀬戸内海、西日本全体が汚染されてしまう。この看板を立てた人たちは福島の原発事故がどれだけ悲惨な結果をもたらしているかなどと思いも及ばないのでしょうか。上関町の方々の選択ですべてが決まるわけではありませんが、少なくとも福島の原発事故で何が起こったか、今はどうなっているのか、もっともっと知っていただきたいと思います。


上関原発埋立免許延長許可についての報告集会ご案内

この夏、上関原発を巡って大きな動きがありました。まず、8月3日、村岡山口県知事は中国電力に対して上関原発建設予定地の埋め立て許可を交付しました。

mainichi.jp


その後、10月7日には山口県議会において、7人の与党議員が提出した「原子力政策に関する意見書」が採択されてしまいました。

原子力政策推進 国に要望 山口県議会が意見書 | ヒロシマ平和メディアセンター

このたび、会派を越えて上関原発反対に取り組んでくださっている県議の方々による「上関原発埋立免許延長許可についての報告集会」が県内各地で開催されることになりました。皆さま、お誘いあわせのうえご参加ください。

★10月24日(月)午後6時~

周南市・保健センター3階健康増進室3(視聴覚室)
    〒745-0005  山口県周南市児玉町1丁目1番地

担当県議 佐々木、中嶋、河合、戸倉

 
★10月25日(火)午後6時~

光市・地域づくり支援センター研修室 
   光市島田四丁目14番3号

担当県議 河合、戸倉


主催:上関原発埋立免許延長許可について報告する会

共催:上関原発埋立免許延長許可について報告を聞く会 

 

山口県議会 『原子力政策に関する意見書(案)』 提出か

現在開催中の県議会で自公議員7名から「原子力政策に関する意見書」が提出されるようです。提出書案には、「福島第一原子力発電所の事故により、今なお、避難を余儀なくされている国民が多数いることを重く受けとめ・・・」という文言。避難者の存在を重く受け止めているなら、なぜ原子力政策を後押しするような意見書を提案するのでしょうか?

残念ながら県議会で上関原発建設反対派は少数派。特に今回提案書案を審議する商工観光委員会所属で原発反対派は戸倉多賀子さんだけです。審議の傍聴も出来ますので応援しましょう。

★10月4日(火)県議会商工観光委員会@山口県庁会議棟 
与党議員が国に提出する意見書についての審議が行われます。時間はお昼前後になりそうです。10:30に傍聴席に入るか、もしくは休憩後に入るかすると確実、 傍聴席は21人分あります。

本会議も傍聴しましょう。
★10月7日(金)午後1時から本会議@山口県庁会議棟


原子力政策に関する意見書(案)』 

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提出者 
山口県議会議員 林 哲也(自)高瀬利也(自)新谷和彦(自)笠本俊也(自)
        岡村精二(自)小泉利治(公)新造健次郎(自)

 

原子力政策に関する意見書(案)

 

  東日本大震災の発生に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故から5年余りが経過した。現地では、廃炉・汚染水問題の根本的な解決に向けて、国が前面に 立って、収束に向けての取り組みが着実に実施されているが、依然として周辺住民は避難生活を余儀なくされている状況にあり、早期の事態の収束と1日も早い 復興・再生に向け、引き続き国や事業者が一丸となって取り組むことが求められている。
  また、福島第一原子力発電所事故のち、国においては、経済産業省から分離・独立した「原子力規制委員会」を設置し、本事故の教訓や最新の技術的知見、海外 の規制動向などを踏まえて、世界で最も厳しい水準とされる規制基準を策定され、原子力発電所の安全対策の強化がなされたところである。
  さらに、国のエネルギー政策については、平成26年4月に「第4次エネルギー基本計画」が閣議決定され、原子力を重要なベースロード電源として位置づけ、 「長期エネルギー需給見通し」において、2030年度の電源構成における原子力比率を22%から20%程度とするなど、将来にわたって原子力発電を一定比 率活用する方向性が示された。
 これは、まさに現実を見据えた責任あるエネルギー政策と受け止めているが、今後は、その実現に向けた具体的な国家戦略を示していく必要がある。
 一方、福島第一原子力発電所の事故を契機とした国民の間の原子力に対する不信・不安がいまだに改称されていないところである。
 本県においては、重要電源開発地に指定されている上関原子力発電所の建設計画があるが、こうした現状を踏まえると本計画についても、これまで以上に国及び事業者が国民の理解と立地自治体の協力を得るように努めることが不可欠であると考える。
 このため、国の責任において、エネルギー政策について国民の十分な理解を得るとともに立地自治体の自立的・持続的発展を図っていくことが求められている。
 よって、国においては、原子力政策の推進に係る下記条項について、特段の措置を講じるように強く要望する。

 

                  記
1 福島第一原子力発電所の事故により、今なお、避難を余儀なくされている国民が多数いることを重く受けとめ、事態の早期収束・廃止措置の早期完了に向け、引き続き、国が前面に立ち責任を持って取り組むこと。
2 原子力政策については、安全確保を大前提として、国民全体に対して国が丁寧に説明し、意見を聞き、理解を得ることが重要であることから、継続的な理解活動に取り組み、国民の信頼確保と安心の醸成に努めること。
3 福島第一原子力発電所の事故から得られた知見はもとより、絶えず国内外における最新の知見を収集し、関係機関や専門家等の意見を聞きながら幅広い議論を行った上で、原子力発電所の完全性向上のため、原子力規制のより一層の充実・強化に不断に取り組むこと。
4 安全確保の第一義的な責任を有する原子力事業者に対し、最低限の規制要求条項を満たすだけでなく、さらに安全性の向上に向けた自主的かつ継続的な取り組みを一層促すとともに、指導・監督を強化すること。
5 長年、国のエネルギー政策に協力してきた立地地域が継続的に維持・発展できるよう電源立地地域対策交付金の見直しなど、さらなる地域振興策に努めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
                 山口県議会議長 畑原基成
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10.22反原発デー県民集会@上関

10月26日の「反原子力デー」に合わせて、上関町で10.22反原発デー県民集会が開催されます。皆さまのご参加・ご支援をよろしくお願いいたします。


【いのちの海を守れ!さようなら上関原発! 10.22反原発デー県民集会】
日時  2016年10月22日(土)13:30~16:00
場所  上関町室津地区
内容  1.開会・主催者あいさつ(13:30~)
    2.たたかいの報告(13:50~)
    3.集会宣言
    4.デモ行進(15:00~)、解散(16:00予定)
主催  原発に反対する上関町民の会
    上関原発を建てさせない祝島島民の会
    上関の自然を守る会
協賛  上関原発を建てさせない山口県民連絡会

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上関の自然を守る会が、レッドリスト上関2016(上関の希少野生動植物)を発行

中嶋光雄県会議員(社民党)のFB(フェイスブック)から転載させていただきます。

ここから↓

上関の自然を守る会が、レッドリスト上関2016(上関の希少野生動植物)を発行。記者会見、 その後、山口県に申し入れ。環境保護の観点から上関原発計画が貴重な自然生態系に与える壊滅的な影響についての中国電力環境アセスメントの不十分さを指摘し、山口県として独自の監視体制の確立を要求してきたところだが、8月3日に山口県知事は6年間も判断を棚上げしてきた原発建設予定地の公有水面埋立免許延長許可を客観的情勢変化もない中で下したことに不信と怒りを抱き、山口県が世界に誇るべき貴重な自然遺産を守るため、埋立許可を取り消すよう具体的には次のとおり、3点について申し入れた。


①現在、改定作業中の山口県レッドデータブックに「レッドリスト上関2016  上関の希少野生動植物」の情報を反映させること。
②知事は2016年8月3日に中国電力に公有水面埋立免許延長許可を出したが、環境保全の観点から中国電力に対し、早急に希少生物調査及び保全計画を提出させること。
③上関の生態系の貴重さは今や世界的に認知されており、公有水面埋立許可を取り消すこと。

県の対応は、まるで人ごとのようで極めて不誠実なもので、
①2017年度末の改定目指して検討委員会で審議してもらっており、申し入れは伝える。
②事業者において適切に対処するものであり、延長許可したからと言って県から特に言うことはない。
③法令に違反することがないので取り消しは考えていない。などであった。


【ご案内】
レッドリスト上関2016 山口県上関の希少野生動植物」…
1、執筆・編集は加藤真・京都大学教授、佐藤正則・鹿児島大学教授など16名の専門家・市民で構成される「レッドリスト上関編集委員会」が作業を行い、完成させたもの・
2、内容は、252種の希少野生動植物が上関町から記録された。そのうち147種は国や山口県レッドリストに掲載されている種で、さらにそのうち93種は上関原発建設計画地内及びその周辺1kmに生息している。中国電力のこれまでの調査で確認されていない種も含まれている。非常に多くの希少野生動植物が上関町と上関原発建設計画地周辺に生息することが明らかになった、これらの希少野生動植物と自然環境の保全が提言されている。
3、調査活動に対するカンパとして、500円で販売中
4、申込先は…上関の自然を守る会 代表 高島美登里
       TEL 090-8995-8799
       FAX 0820-62-0710
       E-mail midori.t@crocus.ocn.ne.jp

転載ここまで↑

傍聴してください:上関公有水面埋立禁止住民訴訟第17回@山口地裁

本日午後です。多くの県民の皆さまの傍聴を!

【上関公有水面埋立禁止住民訴訟第17回】

9月 14日(水)山口地方裁判所
14:30 傍聴券抽選配布
15:00 口頭弁論

報告会会場は、 県庁議会棟3階 陳情請願室(山口市滝町1番1号)
報告会終了後 訴訟の会全体会 。17時終了予定。